教育・研修

AMG適正輸血委員会輸血研修会 ~最新の輸血情報~

報告者:東川口病院 豊田 直也

AMG検査部適正輸血委員会主催の2017年度輸血研修会が9月8日(金)に上尾中央臨床研修センターにて開催されました。25施設から計35名の参加者が集まりました。

今回のテーマは「最新の輸血情報」として、埼玉県赤十字血液センター学術課・田中様よりご講演を頂きました。内容としては、

  1. 血液製剤の使用指針の変更内容(改訂に関して)
  2. 赤血球不規則抗体保有カード
  3. 輸血による有害事象の情報収集のあり方

以上の3項目についてでした。

使用指針は、今年の3月31日に厚生労働省より改訂の通知があり、この改訂での変更点を抜粋して説明して頂きました。今回の改訂は、日本輸血・細胞治療学会が「科学的根拠に基づく輸血ガイドライン」を作成したことに端を発し改訂され、エビデンスに基づく記述が主となり、対比表が望まれるところではありましたが、検査技師が臨床の先生方へ適正使用について説明するために役立つ非常に良いものとなっていました。
次に、赤血球不規則抗体保有カードは、埼玉県合同輸血療法委員会が中心となり埼玉県内共用として作成されました。使用にあたりセンターに連絡があった施設は、30施設に上り、昨年末時点で454件のカード発行が確認されています。また、このカードについての問合せは、県外施設から数多く出ているとの事でした。グループ内では、上尾中央総合病院のみが使用している状況ですが、他施設においても運用を検討している施設がある様でした。
3点目として、輸血による有害事象の情報収集のあり方についての説明がありました。以前は、輸血に関する事象については、医療機関からは、重篤な副作用等について報告をすることが主でしたが、平成26年11月25日に施行された「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(以下、「薬機法」)により1)医薬品・医療機器などの安全対策強化2)医療機器の特性をふまえた規制への対応3)再生医療に対する規制への対応の3点が主の改正となり特に、医薬品の安全強化については、製造販売業者についても販売後の安全管理が求められたことから医療施設からの相談やMRとの情報交換一つにしても、製剤における有害事象と捉える必要性が出てきました。今後、医師へ「今回は副作用で上げますか?」と聞いていた事を、「副作用で上げましょう」と進言していく段階になったと思いました。輸血指針の改訂・薬事法の改訂と臨床の現場において輸血医療の考え方に変化が必要であるということを改めて認識した研修会でした。

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ラボセミナー

報告者:上尾中央総合病院 検査技術科 菊池裕子

8月19日土曜日に、中学生向けの臨床検査技師の職業体験「ラボセミナー」を当科で開催しました。

2回目となる今年は、5月に市教育委員会と打ち合わせた上で、市内に11ある中学校のうち西側の6校の教頭先生を窓口として訪問し、昨年の様子を伝えながら中学校を通じて募集したところ、病院ホームページからの申し込み者を含め、当日の参加人数は前回の14人を6人上回る20人となりました。当初予定していた募集人数15人を超え、募集期間を短期間で締め切らざるを得なかったほどの反響に、嬉しい悲鳴となりました。
参加した中学生20人は5つのグループに分かれ、担当スタッフに誘導されながら、模擬採血、血液検査(血液型検査、血液像鏡検)、細菌検査(手洗い実習)、心臓エコー検査、病理検査(標本見学など)の5つを体験しました。

普段入ることのない検査室での半日を終え、病院最上階の中村記念講堂で修了証を臨床医から一人一人に授与。リアルな検査室の現場に少しだけ触れた中学生からは、「普通できない採血ができて、貴重な体験になった」(中学2年女子)、「テレビで見たことのあるエコーが体験できた」(中学2年女子)など、未知への好奇心が満たされて喜ぶ感想が聞かれました。

ラボセミナーを開催する目的は二つあります。一つは、将来就きたい職業を思い描き始める中学生に臨床検査技師や医療従事者の魅力を伝え、夢を与える役割を果たすこと。もう一つは、真剣なまなざしで向き合ってくれる中学生に、臨床検査技師の仕事をどのように説明しようか考えることで、スタッフがもともとどんな技師を目指してきたのか、自分たちの職業にはどんな魅力があるのかを再認識する機会となり、自身のモチベーションアップにつなげることです。

なお、今回は共催メーカーにサポートしていただきながら、プレスリリース(J:COM、埼玉新聞社、じほう社)を果たしました。
参加した中学生が、「楽しかったね。」と友達と話しながら満足そうに帰っていく姿を目にしたスタッフ側からも、無事に開催できた安堵感とともに笑顔がこぼれていました。地元住民向けのイベントに皆で取り組むことで組織に一体感が生まれ、検査技師としての意識がさらに高まったことを感じつつ、これからも継続して開催したいと思います。

ラボセミナー ラボセミナー
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第66回幕張 学会レポート

船橋総合病院 斎藤 勇和

第66回日本医学検査学会が、2017年6月17日(土)~18日(日)の2日間にかけて幕張メッセ国際会議場・国際展示場7-8ホールにて開催されました。今回のテーマが“Vision -夢・創造- 臨床検査の更なる進化と多様性を求めて”でした。プログラムもテーマに沿って特別企画演題では臨床検査技師のあり方や課題について考えさせられるような内容となっていました。また、ランチョンセミナーやスイーツセミナーでは検査項目の標準化や現状に関しての内容が多く、参考になるものばかりでした。

一般演題としては、上尾中央医科グループ検査部からは計4演題のエントリーがされ、日々の活動の成果を発表してきました。 今回、私自身も初めての演題発表ということで会場の雰囲気や発表時の緊張感を実感する事ができ、良い経験になりました。また様々な分野の演題発表を聴き、演題内容の質だけでなく理解しやすい話のまとめ方やスライドの工夫など、演題発表するにあたっての姿勢や取り組みについても参考になり、とても有意義な学会となりました。

今後は、この経験を活かし諸先輩方にして頂いたように私も後輩の演題発表の手助けやアドバイスをしていきたいと思います。また、他の演題を聴く事で自分の知識や実力不足も実感することが出来たので、自分自身もさらに知識を深め今後の演題発表の質を向上していけるように日々努力していきたいと思います。

1.大腸癌に併発した左房内粘液腫の一例
津田沼中央総合病院 藤沢 一哉

2.肺塞栓症を伴う上肢静脈血栓症の一例
津田沼中央総合病院 山口 梨沙

3.上尾中央医科グループ検査部適性輸血委員会活動報告 第六報
輸血後感染症検査における肝炎ウイルス既往感染率について
東川口病院 豊田 直也

4.生活習慣病におけるNT-proBNPと心電図の関連性について
船橋総合病院 斎藤 勇和

幕張メッセ国際会議場・国際展示場7-8ホール

第66回幕張 学会レポート 第66回幕張 学会レポート
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第1回細胞診症例検討会

上尾中央総合病院 渡部有依

平成29年5月30日(火)にAMG検査部病理細胞検査委員会主催の第1回細胞診症例検討会が、上尾中央総合病院で行われました。平日の業務後の午後7時から開催されましたが、5施設19人が参加しました。

AMGの施設が集まり細胞診の症例検討会を行うのは今回が初めてのことでしたが、各施設が診断に苦慮した様々な症例を持ち寄り、普段の業務では出会うことのない希少な症例を見ることができました。今回は第1回目とのこともあり、個人ごとの解答ではなく各施設で集約した解答を発表してもらいましたが、その間にもそれぞれが気になったことなどを積極的に質問し、とても有意義な時間を過ごすことができました。また症例検討会後に、持ち寄った標本を病理検査室の顕微鏡でもう一度実際に見てディスカッションを行い、他施設の方たちと細胞の見方をすり合わせることもできました。症例についての質問、また業務を行う上での経験談などを他施設の方たちとお話する機会は今まであまりなかったため、施設間交流の一歩にもなりました。

今後もこのような勉強会などを積極的に行っていき、普段の業務に活かせるようにしたいと思います。

第1回細胞診症例検討会 第1回細胞診症例検討会

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日本超音波医学会第90回学術集会

八潮中央総合病院 間中樹里

日本超音波医学会第90回学術集会が、平成29年5月26日(金)~28日(日)に栃木県総合文化センター他2会場にて開催されました。今回は日本乳腺甲状腺超音波医学会第38回学術集会も共同開催され、全国からたくさんの先生方が集まり盛会でした。

私もポスター演題として『膵腺扁平上皮癌の2例』を発表させて頂きました。

今回の学会発表は、昨年の津田沼中央総合病院において開催された秋田赤十字病院消化器病センターの石田秀明先生による腹部超音波勉強会に参加したのがきっかけでした。勉強会内で症例発表をした際に、石田先生に日本超音波医学会で一緒に発表しましょう!と声をかけて頂きました。日本超音波医学会の重鎮である石田先生に声をかけて頂いた事はとても光栄でしたが、専門学会での発表は初めてで不安でいっぱいでした。

発表は緊張しましたが、石田先生も駆けつけて下さり無事に終えることができました。自信を持って発表することができたのも、石田先生や協力してくれた検査科の皆様、ご指導頂いた先輩方のおかげです。 発表終了後、石田先生から「勉強や学会発表は継続していくことに意味がある」とお言葉を頂きました。今回の発表で満足することなく、次の目標に向けて邁進していきたいと思います。

『門脈の血行動態と肝機能障害の推移に興味深い相関を認めたアルコール性肝硬変の一症例』
白岡中央総合病院  増田章子

『超音波とCT で乖離がみられたSMA 症候群に伴う門脈ガス血症の一症例』
白岡中央総合病院  大塚香織

『膵腺扁平上皮癌の2 例』
八潮中央総合病院  間中樹里

『乳腺リンパ腫の1男性例』(JABTS)
津田沼中央総合病院  関春菜

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第8回AMG検査部精度管理委員会グループサーベイ講評会

株式会社アムル 生化学/免疫検査:安田達明

今年で第8回となるAMG検査部精度管理委員会グループサーベイ講評会が、平成29年5月18日(木)に大宮ソニックシティにて開催されました。今回は新たに尿検体のサーベイが加わり、総論、尿定性/沈渣、血液学検査各1演題、生化学検査2演題の5講演が行われました。AMGの31施設より51名が参加し、普段は生理検査に携わっている技師も参加するなど関心の高さが伺えました。

総論ではサーベイの意義に触れ、患者検体と同一条件での試料測定が望ましいこと、記載の間違いは減っているが、ミス0を目指して確認に時間をかけるよう注意喚起がありました。尿検査・尿沈渣では、特に結果の乖離した尿中ビリルビン定性について、実検体とサーベイ試料の反応性の違いによる発色差があること、尿沈渣における類似血球(オーガニック,スフィアー)の鏡検での見え方の違いについて解説があり、試料の作成や選択の難しさを知ることができました。血液学及び生化学検査では、サーベイを重ねるごとに施設間差や機種間差が収束する一方、血液像において試料の輸送条件による細胞の変性や、ウエット法とドライ法の生化学管理試料や患者検体の反応性の違いなど、今後検討すべき課題についても示唆されました。

聴講者からの質疑にもありましたが、全国で検査室の国際的な認定・認証取得が進む現在、日々の精度管理で異常を発見する手法やその対処方法についても聴講できるこの講評会は、若手技師の育成や日頃の疑問や解決策を共有できる大変有用な場だと思います。業務多忙の中、ご活動頂きました講師ならびに小委員会委員の皆様に心よりお礼申し上げます。

第8回AMG検査部精度管理委員会グループサーベイ講評会

第8回AMG検査部精度管理委員会グループサーベイ講評会 第8回AMG検査部精度管理委員会グループサーベイ講評会
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新入職研修を終えて

船橋総合病院 神津 知子

社会人そして臨床検査技師として働くことに対し、大きな喜びと期待感、一方で自分の未熟さに不安を抱きながら3日間の入職式・研修会を迎えました。1000人弱の新入職員と共にAMG職員の一員となり、責任の重さを実感しました。

2日間の全体研修では、「接遇マナー」や「業務内容」、「医療事務」についての講習を受けました。第一印象でその人自身も職場全体もマイナスイメージを持たれてしまうため、身だしなみや挨拶、笑顔がとても大切であると学びました。患者様に安心で安全な医療を提供するためにも常にそれらを心がけていきたいと思いました。

臨床検査部門研修では、AMG共同利用施設である株式会社アムルの見学に行きました。各病院施設から検体が運ばれ、細胞検査士を中心とした病理検査や最新機器を用いた検体検査等が行われていました。検査をするにあたり、正確な検査結果を報告するために規定の試験管、検体量、保存方法を守ることや検体の取り間違え防止のために少しでも疑問に思った時はきちんと確認することを徹底してこれから業務に取り組みたいと思いました。

今回の研修を通して、改めて社会人そして医療人としてスタートしたことを実感しました。まずは少しでも早く仕事を覚えて戦力になれるよう努めていきたいと思います。そして初心を忘れずに日々経験を重ね、将来は多くの方に信頼される臨床検査技師になりたいです。

新入職研修を終えて

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