グループメリット

摂食・嚥下障害看護

認定看護師の紹介(※毎月リレー形式で紹介してまいります)

私たちは認定看護師として専門性を活かした看護の実践に努めています。

最新の紹介記事へ戻る

2019年7月紹介

摂食・嚥下障害看護護師
https://www.healthynetwork.co.jp/images/cms/news/学会分類2013と他分類の対応.pdf より引用

【嚥下調整食学会分類2013を知っていますか?】
 嚥下調整食学会分類2013(以後「学会分類2013」)とは、日本摂食嚥下リハビリテーション学会により、医療および福祉関係者が共通して使用できる嚥下調整食の基準・名称の統一として発表されました。
 しかし、現在もなお、病院・施設ごとに嚥下食の名称や段階が異なったり混在しており、在宅や転院先などでどのような形態の食事を提供したらよいか、迷う場面が少なくありません。
 また、前にいた施設と同じ名称の食事だからと提供した食事が実は段階の違うものだったということもあります。
 このように、以前食べていた食事内容や形態が正確に引き継ぐことができないと、患者さんの不利益につながることがあります。
 そこで最近は、学会分類2013に則り、自施設の食事形態を学会分類2013と他分類の対応.pdfより引用分類し、表を作成している病院・施設が増えてきました。
 また、地域ごとに各病院・施設の表を合体させて、ひとつの表や冊子にしているところもあります。それによって、現在の食事形態が転院先でも引き継がれるようになり、今までの混乱や患者さんの不利益が減るように、各病院・施設で努力されています。
 サマリーで食事形態について伝えているのに、肺炎を繰り返し、たびたび入院してしまう患者さんの背景にはそんなこともあるかもしれません。
 ちなみに、学会分類2013には「食事」と「とろみ」の2つがあります。
 「とろみ」は薄いとろみ、中間のとろみ、濃いとろみの3つに分類されます。飲み物も、その患者さんに合った濃度を、いつも同じ濃度で提供する必要があります。また、最近のとろみ調整食品はかなり改良され、元々の味にあまり影響しないものも増えてきました。しかし、風味や香りが多少変化することや、濃すぎるとろみは逆に飲み込みにくいため、使用量は必要最低限であることが望まれます。
 いかがでしたでしょうか?もしまだ、皆さんのお勤めの病院・施設で学会分類2013に則った食事形態の分類表がなかったら、作成してみてはいかがでしょうか?いつでもお手伝いいたします!

彩の国東大宮メデイカルセンター  岩河 優子

2017年6月紹介

  摂食・嚥下障害看護摂食嚥下とは簡単に言うと「食べること」「飲み込むこと」です。食べ物を口に運んで食べる、飲み込むという一連の動作の中で、どこかがうまくいかないことを摂食嚥下障害といいます。私たち摂食・嚥下障害看護認定看護師は、食事を食べる上で悩みを持つ方や、摂食嚥下障害を予防したい方のために活動しています。対象者は赤ちゃんからお年寄りまで幅広い世代の方々です。加齢や病気をきっかけになることが多くその原因によって対処法も多岐にわたります。私は現在、泌尿器科と消化器内科の混合病棟に所属をしています。
活動の内容を少し紹介させていただきます。病棟の看護師や看護補助者と、口腔ケア方法、食事介助のときのコツ、食事形態や食事提供量、栄養補助食品の選択、経管栄養剤の選択や量についてなどの相談をしながら病棟患者さんの看護を行っています。また、医師、栄養士、ソーシャルワーカー、リハビリテーションスタッフ、栄養サポートチームなど、他の職種とも相談、情報交換、ディスカッションをして、それぞれの患者さんに合った看護を探っています。まだ、認定看護師としては駆け出しなので、主に病棟内での活動が多いのが現状です。徐々に他病棟からの相談や 外来患者さん、今後摂食嚥下障害が心配な方々への予防活動へと活動の幅を広げていけたら…と考えています。
また、入院患者さんの中には、普段は近隣の介護施設に入所されている方も多数いらっしゃいます。そして、退院後も 再び体調を崩し、再入院するケースもよくみられます。今後は、食事が原因の再入院の減少を目指し、食事形態や介助 方法を、きめ細やかに伝達し合える環境づくりにも、努めていきたいと思います。

彩の国東大宮メディカルセンター  岩河 優子

2017年2月紹介

摂食・嚥下障害看護 2016年に摂食・嚥下障害看護認定看護師を取得し、現在はNSTの専従として活動をしています。
NSTメンバーとしてのNSTラウンドや口腔ケアラウンドや、日頃の食事介助やケアへの疑問をきっかけに摂食・嚥下障害看護に興味を持ち、資格を取得しました。現在は、同じ職種の看護師だけでなく、共に働く仲間である、リハビリスタッフ、看護補助者、管理栄養士、ソーシャルワーカーなどの皆さんにいつも色々と助けてもらいながら、仕事をしています。
当院での取り組みを紹介します。摂食嚥下障害患者さんへの食事介助に、最前線で関わる看護補助者に対し、月1回の勉強会を行っています。たとえば「嚥下障害のお食事」をテーマに、ミキサー食の試食、とろみ付きのお茶の試飲、とろみつきのお茶で薬にみたてたラムネを飲みこむ体験もしてもらいました。
どんなに美味しい食事を作っても、ミキサー食にすることで味気なく感じます。また、飲み物はとろみがつくことによって、香りや風味を感じにくくなってしまいます。このようなテーマの勉強会に引き続き「介助のコツ」「食事と姿勢」「補助栄養」などのテーマで勉強会を進めています。
また、入院患者さんの中には、普段は近隣の介護施設に入所されている方も多数いらっしゃいます。そして、当院っを退院し施設に戻っても、体調を崩し再入院するケースもよくみられます。近隣の施設と連携の際、食事内容・形態や介助方法のきめ細やかな情報伝達が行われ、ケアに活かすことができるように、「入院時と同じADLや食事形態で退院できる」ということが当たり前になるように、仲間と一緒に取り組んでいきたいと思います。

彩の国東大宮メディカルセンター 岩河 優子

2016年7月紹介

・摂食・嚥下障害看護  みなさん、こんにちは。
 今回は、活動の中から口腔ケアについて紹介します。
 私たちは子供の時から虫歯にならないように歯磨きをおこなっていますが、最近は歯周病にもならないようにと歯磨きを続けていますね。これは局所的な予防であり、現在は口腔内細菌による全身への感染の問題であり、予防が求められています。
 みなさんも口腔細菌による誤嚥性肺炎の発症についてはご存じだと思いますが、それ以外にも脳血管疾患や心内膜炎、敗血症の発症、糖尿病の憎悪、早産や低体重児の出産、手術による合併症の発症にも関係していると言われ予防が求められています。
 当院では、昨年より入院した患者様の口腔内評価を行い口腔ケアに努めてきています。各病棟ではセルフケアができない患者様の口腔ケアを実施しています。私の勤務する耳鼻科病棟は手術を受ける患者様も多い病棟ですので、口腔ケアの勉強会の実施や口腔ケアの技術習得などもおこなっています。周手術期の看護の一環として、最近はいろいろな口腔ケア用品も発売されています。
 みなさんも是非口腔ケアに興味を持ち病気を予防していきましょう。

上尾中央総合病院 山下 里美

2015年6月紹介

新しく導入された当院のソフト食 摂食・嚥下障害看護認定看護師になり3年たちました。
活動内容としては
①食べれる口づくりをめざした口腔ケア活動
②低栄養の改善・予防をめざしたNST活動
③院内の摂食・嚥下看護の向上をめざした看護師への指導や相談
など、医師、言語聴覚士、管理栄養士、歯科衛生士など多職種のスタッフと連携を図りながら看護を提供しています。

日本は、超高齢化社会を迎えています。2025年問題に向け上尾中央総合病院では看護の質向上として口腔ケアの充実や入院後の誤嚥性肺炎の予防に取り組んでいます。また昨年の6月に、嚥下食として見た目がおいしく、舌の押しつぶしで食べれて、食べておいしいソフト食の導入を行いました。今年度は看護師による摂食機能療法の導入も行う予定です。

「食こそが命をつなぐもの」です。人生の最期まで口から食べれるような支援を一緒にしませんか。

上尾中央総合病院 山下 里美

2014年7月紹介

摂食・嚥下障害看護認定看護師
 摂食(食べること)・嚥下(飲み込むこと)に障害のある患者様に医師、言語聴覚士、管理栄養士、歯科衛生士の多職種のスタッフと連携を図りながら看護を提供しています。
活動内容としては
①食べれる口づくりをめざした口腔ケア活動 
②低栄養の改善・予防をめざしたNST活動
③院内の摂食・嚥下看護の向上をめざした看護師への指導や相談
をおこなっています。
 人間は進化の過程で二足歩行を獲得したことで、空気の通り道と食物の通り道が交差するようになり誤嚥をおこすようになったと言われています。加齢とともに嚥下機能も低下し、誤嚥をおこす方が増加してきています。また、認知機能低下により摂食障害の方も増加してきています。「食こそが命をつなぐ物です」。口から食べ、味をあじわうことにより幸せを感じます。意欲が増し、患者様の表情が変わってきます。何とも言えない素敵な表情になります。ひとりでも多くの患者様が幸せを感じられるように、また素敵な表情を見せてくれるように、スタッフとともにケアを提供していきたいと思います。  
上尾中央総合病院 山下 里美