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乳がん看護

認定看護師の紹介(※毎月リレー形式で紹介してまいります)

私たちは認定看護師として専門性を活かした看護の実践に努めています。

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2017年9月紹介

乳がん看護認定看護師乳がんに関する勘違い ~乳製品はNGでしょう?~
 近年、多くの女性にとって、乳がんへの関心度は高くなったものの、乳がんに関する知識は曖昧なものが多いように思います。「乳がんって○○と聞いたことがある」「乳がんって、たぶん○○じゃない?」このように、巷では多くの「乳がんに関する勘違い」がまことしやかに囁かれています。
 そこで今回は、私達の身近な食生活と乳がんに関する勘違い、そして正しい知識を紹介したいと思います。
 私自身も食べ物と乳がんの関係について質問を受けることが度々ありましたが、その中でも多いのが、「乳製品を食べると乳がんになりやすい」「野菜を食べていれば乳がんにはならない」この2つです。
 まず、乳製品を食べると乳がんになりやすいと信じている人が多いようですが、医学的根拠はありません。日本乳癌学会の最新のガイドラインでも「乳製品の摂取は乳がん発症リスクを高めるか」について「乳製品の摂取によりむしろ乳がん発症リスクは低くなる可能性がある。ただし、牛乳そのものと乳がんのリスクの関係についてはよくわかっていない」としています。ただ一ついえるのは、人によって異なりますが、乳がんとは関係なくても、乳製品に限らず同じ食品を摂りすぎるのは体によいわけではありません。
 野菜に関する説にも同じことが言えます。一般論として野菜を摂取することは体によいことですが、かといって野菜だけをお勧めできません。乳がんを発症したことを契機に、ベジタリアンになろうとする方もいます。しかし、人の体には動物性タンパク質も必要です。
 今回は乳がんと食品との関係についてのお話でしたが、まずは日常生活の基本的な部分を見直すことの大切さが見えてきましたね。
食事はバランスよく!こんなことから少しでも楽な気持ちで乳がんについてかかわってみてください。

上尾中央総合病院   高橋 綾

2016年10月紹介

乳がんの自己検診をしよう!
みなさんこんにちは。10月はピンクリボン月間です。
前回は「乳がん検診に行こう!」というテーマでしたが、今回は「乳がんの自己検診をしよう!」というテーマで書きたいと思います。
乳がんのは身体の表面に近いところに発生するため、自分で観察したり触れたりすることで発見される可能性が高いがんです。
ちなみに、乳がんの60%以上は自己検診によって発見されています。

乳がん看護  ☆チェックポイント
□乳房の変形や左右差がないか
□しこりがないか
□ひきつれがないか
□えくぼのような凹みがないか
□ただれがないか
□出血や異常な分泌物がないか
乳がんが発生しやすいのは「外側の上部」
乳がんは、左右の乳房ともに「外側の上部」に発生しやすいので、特に注意して調べましょう。
毎月1回のチェックを習慣に
普段から乳房の状態を確認していれば、小さな変化が生じたときに気づきやすくなります。自己検診は閉経前の方は乳房が柔らかくなる月経終了後1週間~10日の間に、閉経後の方は一定の日にちを決めて、毎月1回行いましょう。
変化に気付いたらすぐに受診を
少しでも変化や異変に気づいたら、すぐに専門の医療機関を受診しましょう。

上尾中央総合病院   中川 綾

2015年9月紹介

・乳がん看護 ~乳がん検診しましょう!~

乳がん看護 ★12人に1人がかかる乳がん~日本の乳がん事情~
生涯に乳がんを患う日本人女性は、現在、12人に1人と言われています。年齢別に見た場合、乳がんは30代から増加しはじめ、40歳代後半から50歳代前半にピークを迎え、比較的若い世代で多くなっています。若い年代で乳がんを患う女性も少なくありません。若い時から関心を持つことが大切です。

★乳がんは早期発見すれば、治癒率が高いがんです。
欧米などでは、検診受診率の向上により早期発見が増え、死亡率が年々減っています。その一方で、日本では国が定期的な検診受診を推奨しているものの、乳がん検診受診率はOECD(経済協力開発機構)加盟国30か国の中で最低レベルに位置しています。
※欧米の検診受診率が70~80%に対し、日本の検診受診率は30%程度!

★早期発見のために…。
●20代から月に一度のセルフチェックを心がけましょう!!
自分の胸の状態を見て触って知っておくことで、些細な変化に気付くことができるようになります。若い方は乳腺が発達していますので、マンモグラフィは適していません。気になる症状などがあれば、超音波(エコー)検査などもできますので乳腺専門の医療機関にご相談ください。

●40歳を迎えたら、2年に一度、乳がん検診を受けることが国の指針で勧められています
乳がん検診ではマンモグラフィが欠かせません。ほかに超音波(エコー)検査などもありますので、専門医にご相談ください。もちろんセルフチェックも忘れずに続けましょう!
検診についての詳細は、お住まいの自治体やお近くの乳腺専門の医療機関にお問い合わせください。

●しこりなど自覚症状がある場合は、検診を待たず、速やかに乳腺外科など医療機関で診察を受けてください。
自分自身や大切な方を乳がんから守るため、ぜひこの機会に検診に行ったり、検診を勧めてみたりしてみませんか?

上尾中央総合病院 中川 綾

2015年1月紹介

 現在日本では女性の16人に1人が乳がんに罹患するといわれ、年々増加傾向にあります。
乳がんでは、手術療法、化学療法、ホルモン療法、放射線治療の集学的治療が行われますが、近年においては、手術療法1つをとっても、乳房温存にするのか乳房全摘にするのか、再建はするのか、するならどのような方法をどの時期に行うのか等、治療は複雑化し、様々な選択肢があります。乳がん患者さんは告知で衝撃を受けている時期に、治療の方法や治療の時期など、短期間に複数の選択をしなければなりません。このような治療の選択において、乳がん看護認定看護師は、意思決定支援と心理的サポートを行っていきます。その他にも、治療の副作用、ボディイメージの変化、セクシュアリティ、がん再発への不安、仕事、家庭、育児など、患者さんとご家族が抱える療養に関わる困難について、共に考え、その困難なことの解決の手助けを行っていきます。そして、患者さんとご家族の心に寄り添いながら、病気とともにある人生をその人らしく生きていくことができるように支えていきたいと思います。
乳がん看護認定看護師
上尾中央総合病院 中川 綾